基礎知識
2026.10.19
PEとPPの違いとは?

化粧品容器によく使われるプラスチック素材に、「PE(ポリエチレン)」と「PP(ポリプロピレン)」があります。
一見よく似た素材にも感じますが、具体的にどういった性質があるのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、PEとPPの違いや見分け方、それぞれの特徴や化粧品容器での使い分けについてわかりやすく解説します。
→詳しくはこちら:各種樹脂の特性
PE(ポリエチレン)とは?
PE(ポリエチレン)は、化粧品容器や日用品など幅広い製品に使用されているプラスチック素材です。
化学的に安定しており毒性が少なく、耐衝撃性にも優れているため、安全性と扱いやすさを兼ね備えています。
また、柔軟性があることから、チューブ容器やスクイズボトルなど、押して中身を吐出する容器によく使用されています。
ポリエチレンは大きく分けて「HDPE(高密度ポリエチレン)」と「LDPE(低密度ポリエチレン)」の2種類があります。
HDPE(高密度ポリエチレン)
HDPEは比較的硬く、防湿性・耐薬品性・成形性に優れた素材です。
化粧品や日用品のボトル容器として広く採用されており、シャンプーやボディソープなどの大型ボトルにもよく使用されています。
【主な特徴】
- 容器として広く採用されている
- 耐薬品性が高い
- 防湿性に優れる
- 比較的安価
- 炭酸飲料には不向き
LDPE(低密度ポリエチレン)
LDPEはHDPEよりも柔らかく、スクイズ性(押しやすさ)に優れています。
そのため、ハンドクリームや洗顔料などのチューブ容器によく使用されています。
【主な特徴】
- 柔軟性が高い
- 衝撃に強い
- チューブ容器に適している
- 粘度のある内容物との相性が良い
※内容物によっては適性が異なるため、処方によって事前の確認が必要です。
PP(ポリプロピレン)とは?
PP(ポリプロピレン)は、PEよりも硬く、耐熱性に優れたプラスチック素材です。
軽量でありながら剛性が高く、変形しにくいため、キャップやジャー容器、ポンプ部品などに広く使用されています。
見た目は乳白色~半透明で、比較的光沢があるのも特徴です。
また、耐薬品性や耐熱性に優れていることから、化粧品容器では非常に使用頻度の高い素材のひとつです。
【主な特徴】
- 耐熱性が高い
- 軽くて丈夫
- 硬く変形しにくい
- 光沢がある
- 耐薬品性に優れる
- ストレスクラックが発生しにくい
特にキャップやジャー容器では、開閉を繰り返しても割れにくいことから、多く採用されています。
PEとPPの違い
どちらも化粧品容器でよく使用される素材ですが、特徴には違いがあります。
最大の違いは、柔らかさと耐熱性です。
PEは押しやすい容器に向いており、PPはしっかりした形状を保ちたい容器に向いています。
化粧品容器ではどのように使い分けられている?
化粧品容器では、用途によって、PEとPPは使い分けられています。
PEが使われる例
- チューブ容器
- スクイズボトル
- 柔らかいボトル
柔軟性を活かし、押して中身を出す容器に適しています。
PPが使われる例
- ジャー容器
- キャップ
- ポンプ部品
- 中栓
硬さと耐熱性を活かし、形状をしっかり保ちたい部品によく使用されています。
PE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)は、どちらも化粧品容器で広く使われている代表的なプラスチック素材です。
それぞれの特徴をまとめると、
- PE:柔らかく、耐衝撃性に優れる。スクイズボトルやチューブ容器に適している。
- PP:硬く、耐熱性に優れる。キャップやジャー容器などに多く採用されている。
素材によって容器の使い勝手や仕上がりは大きく変わります。
株式会社宮本では、内容物や用途、ご希望のデザインに合わせて最適な容器・材質をご提案しています。
化粧品容器選びでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
【✒スタッフのあとがき✒】
今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。
ひさしぶりのブログ更新となりましたが、皆様お元気でしょうか。
もう10月半ばも過ぎる頃だというのに、私はまだ半袖が手放せません。
今現在(10/19)、宮本の社屋には、ハロウィン飾りがいくつも置かれていて、とても賑やかです。
会社に来られた方の心が、飾りを見てちょっと和んでくれたら嬉しいですね。
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