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加工・デザイン

2026.09.01

マットな質感を実現「シボ加工」について解説

化粧品容器を見ていると、表面がツルツルではなく、細かな凹凸のあるものがあります。

このようなマットな質感に見える容器の表面には、「シボ加工」が施されている場合があります。

この記事では、化粧品容器を選ぶ際に知っておきたいシボ加工の基本から、ほかの表面加工との違いまでを解説します。

シボ加工とは?


シボ加工とは、金属やプラスチックなど、素材の表面に細かな凹凸模様をつける表面加工のことです。

元の言葉である「シボ(皺)」は、革製品などの表面に見られるシワや模様を指す用語として使われてきました。

シボ加工された容器は、表面が完全な平滑面ではなく、光の反射が細かく分散されます。
そのため、

  • ツヤを抑えた落ち着いた印象
  • やわらかな質感
  • マットな見た目
  • 滑りにくい手触り


などを表現できます。

化粧品容器では、「高級感を出したい」「マットな印象にしたい」「手に取ったときの質感を変えたい」といった場合に検討される加工のひとつです。



シボ加工を化粧品容器に採用するメリット


①マットな質感を表現できる


シボによる細かな凹凸によって、光が均一に反射しにくくなります。

そのため、ツルツルした容器とは異なる、光沢を抑えたマットな外観を作ることができます。

化粧品では、ナチュラル系や高級感を重視したブランドなど、落ち着いたデザインとの相性が良い加工です。

②容器に触れたときの印象を変えられる


シボ加工を施すことで、ザラッとした独特の手触りを持たせることができます。
表面に直接凹凸をつけるため、手触りにも質感が出るのが特徴です。
「見た目だけでなく、触ったときにも商品の個性を出したい」という場合に有効です。

③工程数を減らすことができる


通常の容器のマット加工は、容器の成型後に行うため、工程数が増えることになります。シボ加工は金型自体に凹凸を付けることでマット感を出しているため、加工の工程数を抑えることができます。

シボ加工の注意点


シボ加工は便利な表面加工ですが、容器を企画するときにはいくつか確認しておきたいポイントがあります。

金型が必要になる場合がある


特にオリジナル容器を開発する場合や、その容器のシボ加工用の金型が無い場合、新しく作成する必要があるため、金型に関する費用や納期が発生する可能性があります。


印刷との組み合わせには注意が必要


シボ加工された面に印刷を行う場合、平滑な面とはインクの乗り方や見え方が変わることがあります。

特に細かな文字や細線を印刷する場合には、仕上がりに影響する可能性があるため、
デザインを考える際は、あらかじめ容器メーカーや加飾会社と確認しておくと安心です。



シボ加工とマット塗装・フロスト加工の違い


「マットな容器にしたい」と思った場合、シボ加工だけが選択肢とは限りません。

似た印象を作れる加工として、マット塗装やフロスト加工などがありますが、それぞれ仕組みが異なります。

■シボ加工
主な特徴:表面に細かな凹凸をつける
主な対象:主に樹脂容器

■マット塗装
主な特徴:塗料によってツヤを抑え、マット感を出す
主な対象:ガラス・樹脂など

■フロスト加工
主な特徴:薬品で素材の表面を侵食して微細な凹凸をつける
主な対象:主にガラス容器


上記のように、マット加工と一口に言っても、容器の材質や製造工程によって適した加工は異なります。

容器選定の際は、用途にも合わせて、あらかじめ容器メーカーに確認するのが吉です。


シボ加工はどんな化粧品容器に向いている?


シボ加工は、特に以下のような商品と相性があります。

  • 高級感を出したい化粧品
  • マットなデザインの商品
  • ナチュラル系・オーガニック系の商品
  • 手触りを商品の特徴にしたい商品
  • 容器の質感で他商品との差別化をしたい場合
  • キャップなどに滑りにくさを持たせたい場合


一方で、透明感や強い光沢感を商品の魅力として打ち出したい場合には、シボを入れることでイメージと合わなくなる可能性があります。

大切なのは、商品のコンセプトに対して、その質感が合っているかを考えることです。



シボ加工は容器の印象を大きく変える加工


シボ加工とは、
容器の表面に細かな凹凸模様をつけることで、見た目や手触りに特徴を持たせる表面加工です。

一方で、シボの種類によって仕上がりが変わるほか、印刷との相性や金型仕様についても確認が必要です。

化粧品容器を選ぶ際は、シボ加工だけに限定せず、塗装やフロスト加工なども含めて、用途・コンセプトに合った素材や加工を選ぶと、よりイメージに近い容器を作りやすくなります。

「マットな容器にしたいけれど、シボと塗装のどちらが合っているかわからない」といった場合は、希望するデザインや容器の材質、数量などをもとに比較してみるとよいでしょう。


株式会社宮本では、容器の選定に関する相談をいつでも受け付けております。
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【✒スタッフのあとがき✒】

今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。

私事ですが、今日で入社してから1年を迎えました!時の流れの猛烈な速さを感じます…!

去年から始めたこちらのブログですが、更新しながら自分も勉強になることばかりです。
これからも楽しんで読んで頂けますと幸いです◎

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