容器
2025.12.23
セミオーダー容器とは?低コストでオリジナル容器を実現

化粧品の印象を大きく左右する、「容器」。
他社と差別化したい、ブランドらしさを出したいと考えたときに、
「フルオーダーでオリジナル容器を作りたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし一方で、
・金型代が高そう
・フルオーダーはハードルが高い
・小規模だと難しいのでは?
と感じて、あきらめてしまうケースも少なくありません。
そこで注目されているのが、セミオーダー容器です。
この記事では、セミオーダー容器の仕組みやメリット、開発の流れについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。
セミオーダー容器とは?
セミオーダー容器とは、
既存の金型をベースにしながら、一部をカスタマイズして作るオリジナル容器のことです。
これまで、オリジナル容器を作る場合は、
金型を一から開発・製造する「フルオーダー」が一般的でした。
その分、初期費用が高く、中小規模のブランドにとっては負担が大きいという課題がありました。
セミオーダー容器では、すでにある金型を活用し、形状の一部やディテールだけを変更します。
そのため、フルオーダーに比べて大幅にコストを抑えながら、オリジナル性の高い容器を作ることが可能です。
実際に、金型代を従来の15〜20%程度に抑えられるケースも少なくありません。
セミオーダー容器のメリット
次に、セミオーダー容器のメリットをご紹介します。

① 低コストでオリジナル容器を作れる
セミオーダー容器の最大のメリットは、やはりコスト面です。
金型をすべて新しく作る必要がないため、初期投資を抑えつつ、オリジナリティ溢れる容器を実現できます。
新ブランドの立ち上げや、テスト販売、リニューアル時にも採用しやすい点が特徴です。
② デザインの自由度が高い
また、セミオーダー容器はデザインの自由度が高いのも特徴です。
フルオーダーではないことで、「あまり自由に変えられないのでは?」と思われがちですが、
実際には、部分的な変更だけでも容器の印象は大きく変わります。
・容器の形状を一部変更する
・ブランドロゴを立体的に入れる(刻印のような表現)
・肩部分や底部分のデザインを変える
こうした工夫だけでも、既製容器とはまったく違う見た目になります。
さらに、塗装・印刷・蒸着などの加飾を組み合わせることで、
世界に一つだけの容器を作ることも可能です。
③ フルオーダーと既製品の“中間”を選べる
セミオーダー容器は、
スーツでいうところの「セミオーダー」「パターンオーダー」に近い存在です。
・既製品ほど無難では物足りない
・でも、フルオーダーほどの予算や時間はかけられない
そんなニーズに、ちょうどよく応えてくれるのがセミオーダー容器です。
フルオーダーと既製品のいいところの“中間”を取れるのが、セミオーダー容器のメリットです。
セミオーダー容器の開発はどう進む?
また、宮本のセミオーダー容器開発では、
お客様のアイデアを出発点にすることを大切にしています。
「こんな形にできないか」
「ここだけ少し変えられないか」
といった、ざっくりしたご相談からスタートするケースも多くあります。
こちらから一方的にデザインを押し付けるのではなく、
お客様の自由な発想を、技術力で一緒に形にしていきます。
それが、セミオーダー容器の魅力を最大限に生かす進め方だと、宮本は考えています。
セミオーダー容器はこんな場面で選ばれています
セミオーダー容器は、以下のような場面で選ばれることが多いです。
・既存商品のリニューアル
・新商品の立ち上げ
・ブランドイメージを刷新したいとき
特に、「今の容器に少し物足りなさを感じている」という場合には、
セミオーダー容器がちょうど良い選択肢になります。
一貫生産だからこそできる柔軟な対応
宮本では、企画から、製造、加飾、印刷までを一貫して自社で対応しています。
自社工場だからこそ、
・細かな調整がしやすい
・困ったときに柔軟な対応ができる
といった点も、お客様から高く評価いただいています。
まとめ|セミオーダー容器は「一歩踏み出しやすいオリジナル容器」
今回はセミオーダー容器の特徴やメリットについてご紹介しました。
セミオーダー容器は、
・コストを抑えたい
・でも、既製品では満足できない
・自社らしい容器を作りたい
そんなお客様にとって、非常に現実的で魅力的な選択肢です。
オリジナル容器に興味はあるけれど、一歩踏み出せずにいる方は、
ぜひ一度、セミオーダー容器という方法を検討してみてはいかがでしょうか。
ご相談やご質問がありましたら、宮本のお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
【✒スタッフのあとがき✒】
今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。
セミオーダー容器は、フルオーダーと既製品のまさに「良い所取り」ができる点が魅力ですね。
色んなパーツや要素を組み合わせることでオリジナリティを出していくのは、
わたしの生活の中だと…ゲームのキャラクリエイトが一番近いでしょうか。
(モンスターハンターのアバター作成に丸一日かけていたことを不意に思い出しました。)
同じパーツを使っていても、作る人によって全く違う味になるのが、素敵ですよね。
みなさんも、ぴったりの容器を見つけてみてください!
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