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容器

2026.02.05

チューブデザインの基本|失敗しないチューブの選び方を初心者向けに解説

洗顔料やハンドクリーム、日焼け止めなど、私たちの身近な商品に多く使われているチューブ容器。

チューブ容器は、商品の見た目だけでなく、中身の出しやすさや使い心地、ブランドの印象にも直結する重要な要素です。

この記事では、チューブデザインの基本から、初めてチューブ容器を選ぶ方でも失敗しにくいチューブの選び方を、実務目線でわかりやすく解説します。

チューブデザインで重要なのは「見た目+使い心地」


チューブデザインというと、ロゴの配置やカラー、印刷表現など、見た目のデザインに目が向きがちです。
しかし、実際に商品価値を左右するのは、「使ったときの体験」まで含めたデザインです

チューブ容器は、

・中身をスムーズに出せるか
最後まで無駄なく使えるか
毎日使ってもストレスがないか

といった、使い心地そのものが、購入後の満足度や商品の評価につながります。

つまり、チューブデザインは、見た目、構造、使用感、この3つをセットで考えることが、初心者でも失敗しにくいチューブ選びにつながります。

容器の選び方については、以下の記事もご参考にされてください。

【関連記事】【初心者向け】化粧品容器選びで迷ったらまず読む!容器の基本・完全ガイド
https://www.miyamo.jp/blog/blog_diaries/view/94

チューブ容器の基本構造を理解する

まずは、チューブ容器の基本構造を押さえておきましょう。

一般的なチューブは、

・チューブ本体
・ショルダー(肩)部分
・口元
・キャップ


で構成されています。

中でも、チューブの素材・口径・キャップ形状は、デザイン性だけでなく、内容物の出方や使い勝手に大きく影響します。

チューブの選び方①|内容物との相性を最優先に考える


チューブ選びで最も重要なのは、
中身と仕様が合っているかどうかです。

内容物の粘度と口径の関係


■さらっとしたジェル・乳液

→ 口径が大きすぎると出すぎる

■クリーム・ペースト状
→ 口径が小さいと出しにくく、ストレスになる

このように、チューブデザインを考える際は、「どのくらいの量を、どんな力で出すか」まで想定することが重要です。


成分とチューブ素材の相性


また、内容物によっては、チューブ内面への吸着や、成分劣化、変質が起こる可能性もあります。
そのため、
見た目だけでチューブの素材を決めるのはNGです。

チューブの選び方②|素材によって変わるデザイン表現

次に、チューブの素材について紹介します。
チューブの素材は、チューブデザインの印象を大きく左右します。

PE(ポリエチレン)チューブ

・最も一般的
・柔らかく、押し出しやすい
・ナチュラル・デイリー向け商品に最適

多層チューブ

・遮光性・バリア性が高い
・機能性スキンケアや医薬部外品に向いている

ラミネートチューブ

・PE、アルミ、PETなどのフィルムを貼り合わせたもの
・高級感が出やすい
・酸化しやすい内容物に適している

素材によって、チューブの手触り・印刷の見え方・高級感は大きく変わります。


チューブの選び方③|容量選びもデザインの一部


また、意外と見落とされがちなのが、
チューブの容量選びです。

■30g / 50g → お試し・持ち運び用

■80g / 100g → デイリー使用


■大容量 → ファミリー向け・業務用



容量が変わると、チューブの太さ、持ったときの印象、デザインの余白も変わります。
チューブデザインを考える際は、容量に関するという視点も重要です。

チューブの選び方④|キャップ形状で使いやすさが変わる


次に、チューブに取り付けるキャップについてです。

チューブキャップは、見た目以上に使用シーンの影響を強く受けるパーツであり、
選ぶ種類によって、使いやすさや印象が大きく変わります。

代表的なチューブキャップには、次のような種類があります。


■ワンタッチキャップ(ヒンジキャップ)
ヒンジ(蝶番)という機構が付いたキャップです。
軽く押すだけで開閉できるため、片手でも中身を出しやすいのが特徴です。
洗面所やバス周りなど、日常使いのシーンによく採用されます。

■スクリューキャップ(ねじ式)
ネジでしっかり締めるタイプのキャップです。
密閉性が高く、液漏れしにくいため、持ち運び用途に適しています。

このように、誰が、どこで、どんな場面で使うのかを具体的に想定しながら、
チューブデザインとキャップ仕様をセットで考えることが重要です。

キャップの種類について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】キャップの種類|スクリュー・ワンタッチ・クリーム 用途別に解説
https://www.miyamo.jp/blog/blog_diaries/view/93


チューブの選び方⑤|印刷方法を前提にデザインする


チューブは曲面への印刷になるため、紙や箱と同じ感覚でデザインすると、仕上がりに差が出ます。

・細すぎる文字は読みにくい

・端ギリギリの配置はズレが目立つ
・色数が多すぎるとコスト増につながる


このように、チューブデザインでは、印刷方法をある程度理解した上での設計が重要です。

【関連記事】化粧品容器デザインの失敗例|OEMでよくある注意点https://www.miyamo.jp/blog/blog_diaries/view/79

 

初心者が失敗しやすいチューブ選びの例


また、チューブ選びにおいて、初心者が失敗しやすい点は以下です。

・見た目だけでチューブを決めてしまう

・内容物テストを省略してしまう

・小ロット対応を事前に確認していない

・将来のリニューアルを考慮していない



チューブ容器は、一度量産すると簡単には変更できません。だからこそ、最初のチューブ選びが非常に重要です。


まとめ|チューブデザインは「選び方」で完成度が決まる


今回の記事では、チューブ容器に関する基本をご紹介しました。

チューブデザインを成功させるためには、

・内容物との相性

・素材・容量・構造

・キャップや使い勝手

・ブランドイメージとの整合性

を総合的に考える必要があります。

「チューブデザイン=見た目」ではなく、チューブの選び方そのものが、商品価値を作る要素です。

宮本では、様々なチューブ容器、付属品を扱っています。
チューブデザインやチューブ選びでお悩みの方は、ぜひ一度、ご相談ください。


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【✒スタッフのあとがき✒】

今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。

何気なく普段使用しているチューブ容器ですが、
これだけの種類があることをこの仕事を始めてから、初めて知りました。

容器の種類について知っておくと、普段使っている容器を手に取るたびに、
「これは○○の容器かな?」と考えられるのが楽しいです。


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