業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器の製造・販売の株式会社宮本

STAFF BLOGスタッフブログ

HOMEスタッフブログ容器のパーティングラインとは?印刷への影響と設計時の注意点を解説

デザイン

2026.04.08

容器のパーティングラインとは?印刷への影響と設計時の注意点を解説

化粧品容器の設計やデザインを進める中で、「パーティングライン」という言葉を目にすることがあります。

普段あまり意識されない部分ですが、実は見た目や印刷仕上がりに大きく影響する要素です。

本記事では、パーティングラインの基礎から、印刷への影響や設計時の注意点まで、初心者向けにわかりやすく解説します。

パーティングラインとは?


パーティングラインとは、
成形時にできる金型の合わせ目の線のことです。


基本的に容器は、2つに分かれた金型を閉じて、中に原料を流し込む形で成形されます。

その際、金型同士が接する部分にライン(線)が現れます。

このラインは、

  • 不良ではなく構造上必ず発生するもの
  • 完全に無くすことはできない


という点が重要です。

化粧品ボトルやガラス容器でも、多くの場合どこかに存在しています。

なぜパーティングラインができるのか


パーティングラインは、金型の構造上、発生を避けることができないものです。

容器は、

  1. 金型を閉じる
  2. 樹脂などの原料を流し込む(または膨らませる)
  3. 成形する


という工程で製造されます。

このとき、金型は分割構造になっているため、その境界部分=合わせ目がラインとして残ります。

特に、

  • ブロー成形(ボトル)
  • 射出成形(キャップ・パーツ)


では一般的に見られる現象です。

パーティングラインはどこに出る?


パーティングラインの位置は、容器の形状や金型設計によって決まります。

代表的な位置としては、

  • ボトル側面の中央ライン
  • 正面・背面の境界部分


などがあります。

見た目やデザインに関わるため、どの面にラインが来るかは事前確認しておくとベターです

パーティングラインが印刷に与える影響


パーティングラインは、容器印刷にも影響します。

特に注意が必要なのが、

  • シルク印刷
  • ホットスタンプ
  • パッド印刷


など、直接容器に印刷する方法です。

パーティングライン部分はわずかな段差や凹凸があるため、

  • 印刷がかすれる
  • インクが均一に乗らない
  • 仕上がりが割れて見える


といった現象が起きることがあります。

設計・デザイン時の注意点


パーティングラインを考慮せずにデザインを進めると、後工程で修正が必要になるケースがあります。

主なポイントは以下の通りです。

  • ロゴや文字の重要なデザインをライン上に配置しない
  • 正面位置とライン位置を事前に確認する
  • 試作段階で見え方をチェックする


印刷がラインと重なると、仕上がりの印象が大きく変わる可能性があるため、注意が必要です。

まとめ|パーティングラインは事前理解が重要


パーティングラインは、容器成形において必ず発生する要素です。

  • 金型構造上避けられないもの
  • 印刷や見た目に影響する
  • 設計段階での配慮が重要


これらを理解しておくことで、仕上がり品質の向上やトラブル防止につながります。

株式会社宮本では、容器設計の段階から印刷適性も含めたご提案を行っています。
デザインや仕様でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。


【参考記事】化粧品容器デザインの失敗例|OEMでよくある注意点

ご入稿作成ガイド


お問い合わせはこちら



【✒スタッフのあとがき✒】

今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。

私は容器業界での仕事をするようになって初めて、パーティングラインの存在を認識しました。
地味なポイントですが、デザインによっては大きく影響が出ることもあります。

デザインを考える際は、あらかじめサンプル容器などで現物の見た目を確認しながら調整することを推奨いたします!



CALENDER

2026年04月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
pagetop