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デザイン

2026.05.01

容器印刷におけるバーコード作成の注意ポイント

化粧品のパッケージにおいて、バーコード(JANコード)は単なる表示要素ではなく、流通・在庫管理・POS連動に直結する重要な部位です。

しかし実際に配置するなかで、容器が曲面で読み取れない、印刷後にスキャンエラーが発生するなど、
トラブルも少なくありません。

本記事では、化粧品容器印刷に特化したバーコード作成の実務ポイントを解説します。

※以下は一般的な目安です。容器形状・材質・印刷方法により調整が必要になる場合があります。

バーコードの基準サイズ


■ 標準サイズ

縦25.93mm × 横37.29mm


これはJANコードの基本寸法に基づく基準サイズです。
この基本寸法に対して、0.8倍~2倍の範囲で拡大/縮小が可能です。

また、海外流通を想定する場合、バーコード上部・下部の黒線バー(ガードバー)を削除してはいけません。
そのため、
基準サイズでの作成を強く推奨します。


マージン(余白)設計|デザイン干渉を防ぐ


さらに、バーコードを配置する時、周囲のマージン(余白)を適切に確保することが必要です。

■ 推奨マージン

・左右:2mm
・上下:1mm

※縦向き配置の場合も同様

余白が不足すると、背景の柄と干渉する、断裁ズレで欠けるなどの問題が発生し、
読み取りができなくなる可能性があります。

バーコードを配置する時は、推奨されるサイズ以上の余白を必ず確保してください。


曲面容器への対応


また、ボトル・チューブ・エアレス容器など、化粧品容器の多くは曲面構造になっています。
そのため、バーコードを配置する際には曲面に配置することを見越した調整が必要です。

■ 推奨配置は「縦向き」


バーコードを横向きに配置すると、曲面によってバーが湾曲し、バーコードがきちんと読み取れない、
スキャンエラーの原因になります。ボトルに印刷する場合は、基本的には縦向きに配置するのが無難です。

■ 数字の向き


バーコードが縦向きの場合、数字は右向き・左向きどちらでも問題ありません。
デザインバランスに合わせて調整可能です。


バーコードの色指定


また、バーコードは背景との色の組み合わせによっても、読み取りやすさが変わります。

中には、使用不可の色もあるので、配色には注意が必要です。

【推奨される色】
・背景とバーコードのコントラストを高くする
・最も安全な組み合わせ:背景→白、バーコード→黒

【避けるべき色】
・赤系のインクバーコードリーダーは赤色光で読み取るため)
・透けるクリア容器への直印刷(下にベタを敷かない場合は注意)

印刷色は必ず事前に確認の上、実際に読み取りテストを実施するのが確実です。



バーコードを配置したい時のチェックリスト


これまで紹介した注意点をもとに、バーコードを配置したい時のチェックリストを作成しました。
入稿前には、以下を元にデザインを確認してみてください。

☐ サイズは25.93×37.29mm基準か
☐ 縮小は0.8倍未満になっていないか
☐ 左右2mm/上下1mmの余白を確保しているか
☐ 曲面容器は縦向き配置か
☐ 赤系色を使用していないか
☐ 試作で読み取りテストを実施したか


バーコードによるトラブルを防ぐために


バーコードは単なるデザインの一部ではなく、商品の流通に関わる大きな要素です

企画・デザイン・OEMメーカーの三者で早い段階から仕様を共有することが、トラブル防止につながります。

バーコードについて不安がある場合は、事前に紙で印刷する→ボトルに巻きつけて読み取りテストする、
あるいは試刷りを実施するのがおすすめです。

デザインについて気になる点がある場合は、株式会社宮本まで、お気軽にお問い合わせください。



【関連記事】化粧品容器デザインの失敗例|OEMでよくある注意点


入稿作成ガイドはこちら



【✒スタッフのあとがき✒】

今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。

バーコードは、ミスしたまま印刷に入ってしまうと、取り返しのつかないこともあるため、
デザインの中でもしっかり確認した方が良い点だと思います。

一見問題無さそうに見えても、実際には読み取ることができなかった…ということにもなりかねません。
また、今回ご紹介した内容は一般的な目安のため、容器形状などの関係で修正のご相談をさせていただく場合もございます。


宮本では、入稿時のデータチェックと、試作が完成した時に実際のバーコードリーダーでの読み取りテストを実施しています。
不安がある場合はぜひお気軽にお声がけください!

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