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2022.04.28

春なれど

こんにちは。営業部の佐藤です。

気温も徐々に暖かくなってきて、春の息吹を感じますね。
そして春といえば、こんな一首があります。

春なれど白嶺の深雪いや積もり解くべき程のいつとなき哉

これはかの有名な「源氏物語」の作者である紫式部が、詠んだものになります。
当時長徳2年(996年)頃に越前の国に移り住んだ紫式部が
後の夫となる藤原宣孝への返事として詠んだ歌です。
宣孝は以前より式部に言い寄っており、実はこんなやりとりがありました。

藤原宣孝
 年かへりて、「唐人見に行かむ」といひたりける人の、
「春は解くる物と、いかで知らせたてまつらん」といひたるに

紫式部
春なれど白嶺の深雪いや積もり解くべき程のいつとなき哉

宣孝が、氷のようにかたくなな式部の心を、春になれば雪が解けるが如く、
解きほぐそうとして言葉を尽くしているのに対し、
式部は、春とは言え、白山の雪はいまだ降り積もっており、解けるのはいったいいつなのでしょう。
私が貴方に心を開くときがあろうとは思われません、と言わんばかりに冷ややかな態度をとります。
なぜなら、宣孝と先妻の間にはすでに数人の子供がおり、
更には当時、近江守の娘にも言い寄っているという噂もたっていました。

後の歌には、

近江の守の娘懸想ずと聞く人の、『二心なし』と、つねにいひわたりければ、うるさがりて

との詞書きがついている通り、懸想の噂がある中で「あなた以外に、二心ありません」などと言われ、
宣孝を信じて良いものか式部の心は揺れ動いています。

この後も二方の攻防は続きます。
時間をかけ、男女が徐々に惹かれ合う姿はいつの時代も素敵だと思いますが、
化粧品だと納期の関係で悠長にはしてられないですよね?笑

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、、いいオチがつきましたでしょうか。
お付き合いくださり有難う御座いました。
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