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デザイン

2025.12.19

細すぎる線はNG?容器印刷の推奨線幅とは

2025年9月に入社した、デザイン管理担当の原と申します◎

どうぞよろしくお願いいたします。


化粧品容器の印刷デザインでは、

「できるだけスタイリッシュに見せたい」

「高級感を出すために繊細な線を使いたい」

と考え、細い線幅のデザインを採用したくなるケースも多いのではないでしょうか。

 

しかし、化粧品容器への印刷では、印刷方法や素材の特性による制約があるため、注意が必要です。

 この記事では、容器印刷の推奨線幅について解説します。

■印刷が失敗してしまうのはなぜ?

 

例えば、デザイン上は問題なく見えていても、実際に印刷すると


・線がつぶれてしまう

・かすれて見える

・部分的に消えてしまう


といったトラブルが発生することも少なくありません。


これは、インクが版から転写される際に、

 

・インクが十分に乗らない

・素材表面の微細な凹凸に負けてしまう

・曲面で線が引き延ばされる

 

といった現象が起きるためです。

 

特に容器は印刷面が曲面であることが多く、紙への印刷よりも線の再現性が不安定になりやすいです。

化粧品容器では、これらの点に留意してデザインを作成する必要があります。



化粧品容器印刷には「推奨線幅」があります

 

化粧品容器に使われる印刷は、主に

 

・シルクスクリーン印刷

・ホットスタンプ(HS)

 

といった方法が多く採用されます。

これらの印刷方法では、インクの乗り方や転写の仕組み上、再現できる線の細さには限界があります。

 

どれだけ高解像度のデータを作成しても、

印刷工程で再現できない線幅の場合、仕上がりに影響が出てしまいます。

 

シルク印刷の推奨線幅について

 

シルク印刷の場合、一般的な目安として以下の線幅が推奨されています。

 

・ノセ(線・文字を印刷する場合):0.08mm以上

・抜き(背景色を残して線を抜く場合):0.15mm以上

 

ノセの場合は、インクがしっかりと版から転写される必要があり、

あまりに細い線だとインクが安定して乗らず、線切れやかすれの原因になります。

 

一方、抜きの表現は、周囲のインクが流れ込む影響を受けやすいため、

ノセよりもやや太めの線幅が必要になります。

 

特に、文字の細い部分やロゴのエッジなどは、デザイン時点では問題なく見えていても、

印刷後に「思ったより細く見える」「文字が読みにくい」と感じられることもあります。

 

【特に注意が必要なデザインの例】

・文字の“ハネ”や“止め”

・ロゴの細い装飾部分

・円形ロゴの外周ライン

※部分的に線が細くなっている箇所には注意!


全体では問題なさそうに見えても、一部分だけが基準を下回っているケースも多いため、

デザインデータ作成時には拡大表示での確認をおすすめします。



ホットスタンプ(HS)の線幅は要注意

 

ホットスタンプ(HS)については、容器の材質・形状・箔の種類・デザイン内容によって、
再現可能な線幅が大きく異なる場合があります。

 

そのため、シルク印刷のように一律の推奨値をお伝えすることが難しく、
デザイン内容によっては、想定していた線幅が再現できない可能性もあります。

なお、ホットスタンプは箔の種類によっても再現性が異なり、光沢箔よりもマット箔の方が線幅に余裕が必要な場合もあります。

 

ホットスタンプをご検討の場合は、入稿前に営業担当までデザインについてご相談いただくことをおすすめします。

 

事前に確認することで、印刷トラブルの防止、デザイン修正の手戻り削減、スムーズな量産進行につながります。

 

■よくあるご質問

Q.推奨線幅ギリギリでデザインすると問題がありますか?


線切れやかすれが発生するリスクが高くなります。

安定した仕上がりを重視する場合は、推奨値より少し余裕を持たせることをおすすめします。

 



まとめ|細い線を使うデザインほど事前確認が重要


化粧品容器の印刷では、「デザインとして成立しているか」だけでなく、「実際の印刷工程で再現できるか」という視点が非常に重要です。



特に、

・細い線を多用したデザイン

・小さな文字やロゴ

・高級感を重視した繊細な表現


上記のデザインを採用する場合は、推奨線幅を意識し、必要に応じて事前にご相談いただくことで、完成後のトラブルを防ぐことができます。

化粧品容器デザインでよくある失敗例と注意点

化粧品容器印刷をご検討の際は、ぜひ推奨線幅を意識したデータ作成を意識していただけますと幸いです。

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