2026.01.13
化粧品容器についている金属って何? 高級感を出す加工「金冠」とは

化粧品容器を見ていると、ポンプの首元やキャップ部分が、金や銀になっているものを目にすることがあります。
それらは、多くの場合「金冠(きんかん)」と呼ばれる仕様です。
「これって全部金属なの?」「普通の容器と何が違うの?」「高そうだけど、特別な商品用?」
そんな疑問を持ったことはないでしょうか。
この記事では、化粧品容器の金冠とは何か、 どんな商品に向いているのかを、わかりやすく解説します。
化粧品容器の「金冠」とは?
金冠とは、容器の首元やキャップ部分に金属パーツを組み合わせた仕様のことを指します。
主に、
・ポンプの根元部分
・キャップの外周
・ボトル上部の装飾部分
などに使われることが多く、 容器全体に重厚感・高級感・きちんと感を与える役割を持っています。
一見すると「全部金属の容器」に見えることもありますが、 実際には樹脂容器+金属パーツを組み合わせた構造が一般的です。
「金属キャップ」に見えるけど、本当に金属?

金冠を初めて見ると、「これって全部が金属なの?」と感じる方が多いと思います。
結論から言うと、ほとんどの金冠容器は、全てが金属でできているわけではありません。
実際の構造は、とてもシンプルです。
(例)
・ボトルやポンプの本体 → プラスチック(樹脂)
・首元や飾りの部分だけ → 金属パーツ
つまり、見た目は金属のように高級感がありながら、容器自体は軽くて扱いやすい仕様になっています。
そのため、
・高級感がある
・重すぎず、持ちやすい
・落としても割れにくい
・普段使いしやすい
といったメリットを、一度に実現できる容器として採用されています。
なぜ金冠を使うと高級感が出るのか
金冠が高級に見える理由は、主に次の3つです。
① 視覚的な印象が強い
金属特有の光沢や反射は、プラスチックにはない存在感を生みます。特に店頭やECのサムネイルなど、一目で「他とは違う」印象を与えやすくなるのがメリットです。
② 触ったときの質感が違う
金属パーツが加わることで、冷たさや重み、しっかりした質感が生まれ、手に取った瞬間の満足感が高まります。
これにより、実際の中身を使う前から「品質が良さそう」と感じてもらえる効果があります。
③ 容器全体が引き締まる
また、首元に金冠が入ることで、ボトル全体のバランスが整い、シンプルな形状でも洗練された印象になります。
初心者が勘違いしやすい金冠のポイント
次に、金冠について、よくある誤解を整理してみました。
❌ 容器が全部金属で重すぎる→ ◎ 金属部分は一部のみ
❌ 特別な高級ブランド専用→ ◎ 中価格帯の商品でも採用例は多い
❌ 扱いが難しそう→ ◎ 通常使用で問題ない設計
このように、「金属=扱いづらい」というイメージを抱いている場合、それだけで選択肢から外してしまうのは、少しもったいないと言えるかもしれません。
金冠加工と蒸着加工の違い
また、金属のような見た目を出す方法は、金冠だけではありません。もう一つよく使われる加工が、蒸着加工です。
まず、金冠加工と蒸着加工のそれぞれの違いをシンプルに説明します。
金冠加工
→ 実際に金属パーツを取り付ける方法
蒸着加工
→ プラスチックの表面に、金属のように見える薄い膜をコーティングする方法
このように、これらは見た目は似ていても、中身はまったく違う加工です。
次に、金冠加工と蒸着加工の特徴をご紹介します。
【金冠加工の特徴】
・本物の金属ならではの質感がある
・手に取ったときに重厚感が出る
・高価格帯・プレミアムライン向け
【蒸着加工の特徴】
・軽く仕上がる
・コスト調整がしやすい
・樹脂ベースのためリサイクル性を考慮しやすい
金属風に見せる加工では、 「高級感を最優先したいか」 「軽さやコストも重視したいか」
によって、金冠加工と蒸着で、選ぶべき加工が変わります。
商品コンセプトや想定価格帯に合わせて、金冠にするのか、蒸着にするのかを選ぶことが、
失敗しない容器選びのポイントです。
容器デザイン、加工の種類についてもっと詳しく
https://www.miyamo.jp/blog/blog_diaries/view/82
金冠はどんな商品に向いている?
また、金冠は、次のような商品でよく採用されています。
・スキンケア(美容液・乳液・クリーム)
・エイジングケアライン
・ギフト向け商品
・ブランドの主力商品
金冠加工は、その見た目の高級感から、「中身、品質の良さを見た目でも伝えたい商品」との相性が特に良い仕様です。
金冠を選ぶべきか迷ったときの判断基準
化粧品容器において、金冠を使うか迷った場合は、以下を基準に考えてみてください。
・商品価格は中〜高価格帯か
・ブランドとして信頼感を出したいか
・手に取った瞬間の印象を重視したいか
・競合との差別化を図りたいか
これらに当てはまる場合、金冠は商品価値を底上げすることができる、有効な選択肢だといえます。
まとめ|金冠は「見た目以上に意味のある加工」
今回は、金冠加工についてご紹介しました。
金冠は、単なる見た目の装飾ではなく、手に取った瞬間の第一印象を高める、ブランドの世界観や格を直感的に伝えるなどの役割を担う、重要な容器仕様のひとつです。
「なんとなく高級に見えるから」という理由だけで選ぶのではなく、
どんな価値を伝えたい商品なのかを起点に、 容器仕様を逆算して考えることが、金冠を最大限に活かすポイントになります。
金冠を取り入れるべきか迷っている方、他の加工方法と比較しながら検討したい方は、
ぜひ一度、株式会社宮本までお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら
【✒スタッフのあとがき✒】
今日も一日お疲れ様です。デザイン管理の原です。
ここだけの話、「金冠」という用語をはじめて聞いた時、「冠がついているのかな…?」と勘違いをしていました……
見て納得、とても身近にある加工方法だったのには、驚きました。
金冠加工はとても目を引くので、ここぞという時に使うと、リッチな印象が強まって素敵ですよね。
興味がある方はお気軽にお問い合わせください!
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